2022年2月21日 / 最終更新日 : 2022年8月17日 nakagawa21 1. コンプライアンスの基礎 コンプライアンスと心理的安全性に深い関係はあるのか しかし、何を言っても恐れのない、自己の発言に全く不安のない組織などはあるのであろうか。内部通報における自己と組織の倫理の衝突や組織の地位とカネに絡んだ打算を強く吹き飛ばせるほどの力のある分析概念なのであろうか。心理的安全性理論がアカデミックに過ぎない感がどうしても否めない。或いは理想論に過ぎないと言ってもいいかもしれない。しかし、コンプライアンスマネジメント環境に重要な示唆を与えていることは間違いなかろう。
2022年1月28日 / 最終更新日 : 2022年1月28日 nakagawa21 職業倫理 社会倫理と組織倫理-認知的不協和からコンプライアンス違反へ 認知的不協和を脱出するときに、正しい行動をとるのは、組織倫理を社会倫理に近づけようと努力しているか否かである。コンプライアンス違反の多寡はそこに大きく依存しているのだ。
2021年4月17日 / 最終更新日 : 2022年8月15日 nakagawa21 職業倫理 「不正のトライアングル」自己正当化と道徳的解放のメカニズム だが、動機があっても人はそれだけで内心的な葛藤を乗り越えることは出来ないであろう。通常人の心には、悪いことはしていけないという良心がある。その良心の声が聞こえなくなるには、もっと強い内心的な犯罪合理化的心理が働くはずである。 その説明として、道徳的束縛からの解放メカニズム が一つの説明として参考になろう。
2020年4月28日 / 最終更新日 : 2020年4月28日 nakagawa21 1. コンプライアンスの基礎 コンプライアンス研修で必ず触れるべきクレッシーの横領等を防ぐ「不正のトライアングル」と3つのキーワード 不正行為は(1)不正行為が起き得る「機会」を認識し、(2)不正行為に及ぶ「動機」を持つ者が、(3)自分は不正を犯しても許されるはずであるという「正当化」理由があると感じたときにはじめて起きる
2018年4月23日 / 最終更新日 : 2018年4月23日 nakagawa21 企業倫理 企業倫理はコンプライアンスの両輪の一つ 企業倫理 とは、企業活動における組織全体の倫理のことを指す。企業の行動は投資家、消費者に大きな影響を与え、あるいは社会や環境に深刻な被害を与えるものだから企業倫理が求められる。
2018年4月20日 / 最終更新日 : 2022年8月16日 nakagawa21 1. コンプライアンスの基礎 コンプライアンスが今日求められる理由…ステークホルダーの信頼 企業は営利団体として利益の追求が目的である。しかし、社会との調和のもとで営利を追求するべきで、このことは従来より当たり前のことであった。しかし、コンプライアンス経営が必要不可欠にあっている今日では、従来であれば、会社のためにやったのであるから多少は法律違反があってもいいのではないか。社会は大目に見てくれるとされていたものが、コンプライアンス重視の現在では許されなくなっている。雪印乳業の事件や浅田農産の事件やニッポンハム事件など枚挙にいとまがない。